【ドイツ語】動詞とseinの人称変化について〜私は、彼は…する〜

今回取り上げるのは、ドイツ語の人称変化について。人称変化とは、「私は〜」や「彼は〜」などの主語によって、動詞の形が変化していくこと。

ドイツ語の文章を作るうえで、基本中の基本ですので、ぜひおさえておきたいポイントです。動画でもまとめてあるので、確認してみましょう。

目次

動詞の不定形について

動詞の変化について見ていく前に、まず動詞の不定形(不定詞)と呼ばれるものを見ていきましょう。動詞の不定形とは、動詞の基本となる形のこと。

不定形は語幹語尾という二つの要素から成り立っているのですが、主語が変わることで変化するのはこの語尾の部分です。

人称単数・複数形によって語尾が変わる動詞は定動詞と呼ばれますが、これが実際にどのように変化していくかをくわしく見ていきましょう。

動詞の人称変化

主語が単数の場合

上の表を見ていただくと、「」を表す「ich」の場合には、動詞の語尾は「-e」となっているのがお分かりかと思います。

さらに「」を表す「du」、そして「彼・彼女・それ」を表す「er・sie・es」の場合では、それぞれ「-st」や「-t」と語尾が変化していきます。

また、目上の人や親しくない関係の人に用いる「Sie(あなた)」の場合には、動詞は不定形と同じものになるのがポイントです。

主語が複数の場合

続いて、主語が複数形の場合の動詞変化をまとめた上の表を見てましょう。

語尾の変化を見てみると、唯一「君たちは」を意味する「ihr」だけ語尾が「-t」となるのみで、残りは全て不定形「kommen」と同じものです。

彼らは」と「あなたがた(単数のあなた)」はともに、動詞も含めて同じ発音になるため、文脈からその意味を判断する必要があります。

「sein」の変化について

英語の「be動詞」にあたる「sein(〜である)」もまた、通常の動詞と同様にさまざまな変化をしていきます。まずはうえの表を見てみましょう。

まず「私 ich」と「君 du」についてですが、「bin」と「-st」の語尾を合わせてあげると「bist」が完成すると覚えましょう。

問題は「seid」ですが、他の複数形が「sind」なので、「ihr」はやはり仲間外れということで、結局はそれぞれ形を覚えていかなくてはいけなさそうです。

さいごに

今回は動詞の人称変化について、重要な点をざっくりとご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

たくさんの変化形があり、負担に感じてしまった方も多いのではないかと思います。

ただ、これから文章をドイツ語で組み立てるうえで欠かせないこの変化、ぜひこの機会に押さえておくことをオススメします!

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